健康診断は、自分で症状を伝えられない乳幼児の異変にいち早く気がつくために欠かせないものです。
当院では、特に2ヶ月健診での「発育性股関節形成不全」の超音波検査は、日本整形外科超音波学会の講習を受けてGraf法と呼ばれる正式な方法で実施しています。大きくなってから股関節脱臼や臼蓋形成不全が発見されるケースが増えていますので、必ず早めに検査を受けておくようにしましょう。遅くとも生後4ヶ月頃までに受けましょう。
また、それ以外の健診についても定期的に受けるようにしましょう。生育の異常だけでなく発達の問題も考えなくてはなりません。中には自閉症スペクトルなど保護者の方の理解と勉強が必要な病気もありますので、どこか他の子と違うと思ったらご家族内だけで悩まずに当院へご相談ください。